年金支給年齢が引き上げられ、老後の資金は2000万足りず、自動運転が始まり、本来なら給与が一番上がる50代のはずが、ドライバーとしての付加価値が下がりだす将来
おそらく、30代のドライバーは誰しも一度は漠然と将来への不安を考えたことがあるでしょう。
たしかに、あと1年後ならば、間に合わないだろう。でもまだ35年ある。それならば慌てるよりも自分の行動次第で間に合います!
実際に、僕は、ブログやSNS運営を通して、収益化をすることで稼ぐ力をつけてきており、以前ほど漠然とした不安が無くなってきています。
もし、すこしでも将来への不安を取り除きたいのなら、ぜひ、この記事を最後まで読んでみてほしい。そうすれば、なぜ、僕がそこまで不安にならず、対処できているのかが具体的に分かります。
そしてあなたも同じ様に行動できるはずです。
こんにちは、副業トラックドライバーのDaiSuke(@DaiSukeprotein)です。
ルート配送の会社で2トンの箱車を運転して5年目になりました。
今回はなぜ僕が「ビジネスの勉強をして副業を始めたのか」を説明していくと共に、トラックドライバーに迫る未来について説明していこうと思います。
自動運転で10年後にルート配送は存在しない?

僕が勉強を始めた理由は、2017年に『自動運転化』の技術開発を知った事と、スロット収入の天井が見えた事がはじまりでした。
それまでは、パチスロのハイエナ(天井狙いでググってね)で、年間100万円くらいを稼いでました。ですが、射幸性(しゃこうせい)が急に高くなったことが災いし(簡単に言うとメダル出過ぎ)、規制が入りました。
それ以後、時給4000円ほどあった、僕の副業は下降線をたどります。ですが、パチスロはあくまで副業で、本業の傍らにあるから、成立しています。
今度はその本業が無くなるかもしれない「未来」が見えたわけです。僕らトラックドライバーの仕事、トラックを運転して、荷物を運ぶ仕事の「付加価値が低くなり稼げなくなる」可能性が、現実味を帯びてきたのです。
とはいえ、「今すぐ無くなくならないし、乗用車が最初だから大丈夫だろ?」と思うかもしれません。実意は僕もそう考えていました。
ですが海外メーカーは、2020年に自動運転化された車を、発売すると発表しています。つまり遠い未来ではなく割と、近未来の話になって来ています。
では自動運転化された場合、トラックドライバーの仕事、特に僕の職種でもあるルート配送がどうなるのかを見ていきましょう。
自動運転化されると物流業界はどうなるのか?

僕らトラックドライバーが働く、物流業界が今後どうなるのか、予想してみましょう。
自動運転化されるとはいえ、すぐにトラックドライバーが不要になるのではなく、数年かけて、段階的にドライバーの付加価値無くなって行くと思います。
ただ、ルート配送で言えば大手がやっている、コンビニへのルート配送の仕事は、割と早い段階で、機械化するのではないかと予想しています。
なぜならクロネコヤマトなどの宅配便は、日によって配送先が違うので、自動化はまだ先だと予想できますが、コンビニのようにあらかじめ‟場所”や‟時間”が決まっているような単純な配送業から、自動運転化されると思います。
ではなぜ企業は自動化を、導入しようと考えているのでしょうか?
それは物流業界のコストで人件費が一番大きな割合を占めており、その部分が下がれば、利益になるからです。となると技術が進歩すればするほど、各社が導入する未来が想像できますね。
高騰する人件費と燃料費
近年物流業界は膨らみ続ける「人件費と燃料費」に悩んでいました。
なぜなら「人不足」と「ガソリン代の高騰」で利益が減少しているからです。
これは自然な事ですが、人不足だとドライバーは、より高い給料を払う会社に集まり、ガソリン代が高騰すれば、単純にコストが増えるので、会社の利益は減ります。
ですが、自動運転化することで、人件費が1/3に圧縮できれば、話は変わってきます。社会の中で、生き残っていくために、企業は自動運転化を選択すると思います。
単純なものから無くなる未来
工場の製造ラインのように。単純作業の仕事から、機械化が進んできた過去があります。物流業界も、単純なものから、自動化する予想できます。
理由は以下の通りです。
- AIの方が正確
- 人を雇うより安い
- 管理がしやすくなる
AIの方が正確
これまでのAIは、特定の条件でしか作業しなかったり、作動しませんでした。
自動車で例えると、スバルのアイサイトのような、自動ブレーキシステムですね。車間距離が狭くなると、自動でブレーキがかかるので、長距離運転では重宝する技術です。
現在は限定された条件(前方のみ)でしか発動していません。ですが今後、車線変更や右左折などができる技術が開発されれば、どうでしょうか?
人間の視野は前方200度で、その中でも有効視野は4度から20度しかありません。でもカメラで確認するAIならば360度監視が可能です。
ここまで伝えればあとはどちらが有利か想像出来ますよね?
人を雇うより安い
人を雇うのは意外とお金が掛かります。
実際に払われる給料以外に、社会保険料として下記の4つを支払っています。
- 労災保険
- 雇用保険
- 厚生年金
- 健康保険
これらを会社が負担しており、支払う給料の1.5倍から2倍は掛かっています。
仮に年収500万なら、社会保険料と合わせて、750万円から1000万円、会社に負担してます。もしAIを導入する方が、人を雇うより安価だったならどうでしょう?
現在の技術力では、人間>AIですが、これがAI>人間となれば話は変わります。利益を出すことが、至上命題の企業は、AIを選択すると思います。
管理がしやすくなる
他にもAIの方が、人間より管理の面で簡単です。
AIには感情が無いので、従業員同士の揉め事もなければ、疲労してパフォーマンスが下がることもなく、病気にもなりません。
定期的なメンテナンスで、一定のパフォーマンスで働いてくれます。
実際の例を出します。外資系製薬会社の倉庫は、すでにオートメーション化しており、商品の出庫は機械が行ってます。
過去にも工場の生産ラインが、機械化された事例から考えても、近い将来同じ様に職業が無くなる人が、出て来ても当然でしょう。
じわじわと真綿で首を締められる
とは言え今すぐに、自動化される訳ではありません。
ですが自動化が始まれば、誰にでもできる仕事となり、僕らの給与は確実に下がったり、人員カットされたりするでしょう。
でもすぐには来ないし、部分的に導入だろう?
たしかに段階的に進むとは言え、年齢が上がるのに対し、半比例し給与が下がると、子どもの教育費、自分の医療費など将来の不安が出てきますね。
100年時代と言われるほど、平均年齢は年々上がっています。それを考えても今から準備が必要でしょう。
これから必要な準備とは?
僕がもし60歳まで今の会社で働くとしたら、確実に給与が下がるのは、目に見えています。その問題に対して対策は1つです。それは「スキル」を見に付ける事ですね。
今からでもいいから勉強しよう

なぜスキルが必要なのか?これまではスキルが無くても、安心して働けました。それは終身雇用制度で定年が保証されていたこと、年功序列により自動的に昇進出来たことです。
ですが今後はそれも無くなり、成果を出した人が生き残っていく時代になるでしょう。
その為にはスキルが必要ですね。例えば「稼ぐこと」や「物を作ること」など有形無形ありますが、こういう‟その人にしかできないこと”を身につけるのが重要だと思っています。
具体的に話を掘り下げてみましょう。僕の未来を、3パターン分けてみます。内容は次のようになります。
・そのまま過ごしていく
・管理職になる為に勉強する
・勉強して転職する
ではそれぞれ掘り下げて話します。
そのままで過ごしていく
勉強をせずそのままの人生を歩んだ場合ですが、定年まで会社が存在するのか?ということが一番に考えられます。
30年後は今よりもっと技術が発展し、現在は人間がしている仕事も、機械に取られてるかもしれません。
さらに老後の資金が2000万足りないので、定年後も労働する未来が待ってます。ですが60歳を過ぎた、僕にできる仕事は限られており、日常的な掃除もロボットがしていたら、何の仕事が残っているのでしょうか?
絶望しか想像できない将来がまっているでしょう。
勉強して管理職になる
次は、現在のルート配送の会社で、管理職になる未来です。
管理職になると給与はあがります。ですが仕事の内容は変わり、部下の管理・育成が主になるでしょう。今までは黙々と作業をしていればOKでしたが、そうはいきません。
部下の管理・育成には知識が、そしてチームを引っ張るリーダーシップも必要です。その為には勉強が必要です。ですが現在35歳の僕には10年ほど時間があります。
理由は、古い組織なので、成果主義ではなく、年功序列を優先する会社だからです。つまり僕の上の人たちが、ちょうど50代なので、あと10年でほぼ居なくなるわけです。
その人たちがいなくなった時に、僕が晴れて昇進となります。その時の為に、毎日30分勉強をしてスキルを身に付けておけば、いざ管理職になったときでも対応できるでしょう。
最初に未来に比べれば、かなりマシな未来が想像できますね。
勉強して転職する
最後は勉強して転職する未来です。35歳からの転職は厳しいと言われていますが、はたして本当でしょうか?現代ではSNSやブログなどのITを活かすことで、副業レベルでも稼げる時代になってきました。
また政府も副業を推奨しています、今後は、本業+副業の掛け持ちで仕事をする人が増えることでしょう。
ここで仮にブログを副業レベルから運用開始して、1年後に月に20万でも稼げるようになれれば、その実績を活かして、Webマーケティングの会社へ転職できたとします。
転職後は実績がないので、低い給与かもしれませんが、本業と副業が同じジャンルだった場合、本業の知識が副業にそのまま活かせます。
そうすると、加速度的に伸びることが出来るため、数年で、稼げるようになれます。これは、「人間にしかできない仕事+伸びている業界」と言うのも大きいです。
1番目と2番目は僕が実際に経験したことと、このまま居続ければあり得る未来だという事を想像して書きました。3番目は同じ様に転職し、副業で稼いでいる「副業コンパス」というブログを書いているクニトミさんの実体験です。
ここまで読んで頂ければ、想像できるかと思いますが、目指すべき未来は2番目の管理職か、3番目の転職です。
どちらも共通しているのは、AIにはできない仕事という事です。特に3番目は伸びている業界というのも大きな要因です。
不安にならない理由は?
僕が不安にならない理由はシンプルで副業を始めたからです。副業と言えば聞こえは簡単ですが、事業として運営しなければなりません。つまり1人社長として、会社を運営しているようなものです。
収入が本業以外に、入ることも大きな理由ですが、最大の利点は社長での視点が身に付くことです。一度その視点を見に付けると、従業員で会社で働いていても、視点が社長視点になります。
階段で例えてみると、下の段から上の段の景色を見ることはできませんが、上の段から下の段の景色を見ることは可能です。
この階段は上の方が、経営者として、レベルが高いわけです。なので例え1段だけでも、周りより上の段に上がれば、それだけでも周りの社員より、アドバンテージを持って働くことが出来ます。
僕が不安にならない理由は、この感覚があるからです。ですが、それでも「副業=ハードルが高い」と思うでしょう。確かに副業と捉えれば、ハードルが高くなるかもしれませんが、勉強すると考えればどうでしょうか?
塵も積もれば山となる
社会人の平均勉強時間をあなたは知っていますか?答えは6分です。6分ですよ?カップラーメンを2個作れる時間しか、勉強していません。
周りがその程度しか勉強していないので、1日30分だけでも、継続して1年勉強すれば、30分×365日=10,950分、時間に直すと182.5時間、1週間と半日分です。これだけの時間を投資すれば、周りとはあっという間に差が付きます。
それくらい、勉強していない人が多いわけです。
インフルエンサーで、ブロガー界の神と言われるイケハヤさんも言ってますが、勉強しないと時代の変化についていけません。それくらい現代は、目まぐるしく変化しているのです。
詳しくはイケハヤの動画を貼り付けておくので参考にしてください。
努力しない方がよりつらい未来になる
努力をしないで、周りに流されながら、生きていくと、30年後に辛い未来が待っています。
それならば、一日に30分でも、いいから勉強する努力を、積み重ねた方が、何もしない未来よりも、ラクで楽しい未来が待っているハズです。
なので僕は、毎日の積み重ねを継続して、働きながら、ブログを書いたり、Twitterをしたりしています。
別に情報発信をしよう!とは言いません。ですが学んだことを、実際に行動してみましょう。最初の一歩と継続が大事です。少しずつ積み重ねて、30年後に備えましょう。